1歳児の指導計画のまとめです。
年間指導計画、月間指導計画の記事があります。
以下では、1歳児の全体のねらいや発達の特徴、子どもの姿を紹介します。
1歳児の全体的なねらい
- 特定の保育者との愛着関係を築き上げ、子どもが安心して過ごす環境を整える。
- 保育者に対して親しみを抱き、感情を出して機嫌よく生活を送る。
- 友達に関心を示し、交わるようになる。
- 1日の流れの中で生活リズムが安定し、食事・排泄・睡眠など、生理的欲求を満たせるようにする。
1歳児の発達の特徴
6ヵ月〜1歳3ヵ月未満
- 座る、はう、立つ、つたい歩きなど、運動機能が発達し活発に動き回るようになる。
- 自分の意思を身振り手振りで伝えようとし、かんたんな大人の言葉を理解する。
- 離乳食から幼児食へ、徐々に移行する。
1歳3ヵ月〜2歳未満
- 歩き始め、周囲の人や物に興味を示し、探索活動が活発になる。
- 玩具を実物に見立てるなどの、象徴機能が発達し、周囲の人や物への働きかける意欲を一層高める。
- 指差し、身振り、言葉の片言を使うようになり、二語文を話す。
1歳児の子どもの姿
- 安心できる保育者のもとで、食事・排泄・衣類の着脱など、身の回りのことを「自分で、自分で」と言ってしようとする。
- 手づかみだけでなく、スプーンやフォーク、コップを持ち、ひとりで食べるようになる。
- 清潔さと不潔さがわかり、きれいにしてもらうことの快感がわかる。
- つまむ、握る、こねるなどの手指を使った遊びを通して、指先の感覚の活動が盛んになり、繰り返しを楽しむ。