0歳児の指導計画のまとめです。
年間指導計画、月間指導計画の記事があります。
以下では、0歳児の全体のねらいや発達の特徴、子どもの姿を紹介します。
0歳児の全体的なねらい
- 特定の保育者との愛着関係を築き上げ、安心して過ごす環境を整えることを目指す。
- 授乳・食事・排泄の際はできるだけ子ども一人ひとり個別に対応し、徐々に園での生活に適応できるようにする。
- 子どもの表現を受け止めることによって子どもに安心してもらい、不快なことも表現できるようになる。
0歳児の発達の特徴
6ヵ月未満
- 首が座り、手足や活発になり、寝返り、腹ばいなど、著しい発達がみられる。
- 泣く、笑うなどの表情変化にともない視覚や聴覚が形成され、喃語などで自分の欲求を表現する。
- 大人と情緒的な絆が形成されるためには、これらの表現に応答的に関わることが必要である。
6ヵ月〜1歳3ヵ月未満
- 座ったり、はいはい、立つ、つたい歩きなど、運動機能が発達し、活動が活発になる。
- 特定の大人との関わりが深まると、喜びがみられる一方で、人見知りもするようになる。
- 食事は離乳食から幼児食へと、徐々に移行する。
0歳児の子どもの姿
- 大人の援助を受けながら排泄や睡眠など、生理的欲求が満たされ、空腹・満腹などのリズムが整うことで、機嫌よく生活を過ごすことができるようになる。
- 安心できる環境のもとで、見たり触ったりする機会をとおして、興味や好奇心が芽生えてくる。
- 手の近くに物を持っていくとつかんでいたが、今度は自分から手を伸ばしたり、手のひらで物を握るようになる。親指と人差し指を使い、物をつまむようになる。