5歳児6月の月案の書き方や見本〜梅雨期の自然に興味をもつ〜

この記事のURL&タイトルをコピーする




保育園で使える、5歳児の6月の月案(指導計画)の書き方や見本の記入例を紹介します。

ねらい、前月の子どもの姿、養護と教育の内容、環境と配慮・援助、食育、家庭との連携や職員との連携などについて、テンプレートとともに紹介しています。

保育の指導計画作成にお役立てください。

ねらい

  • 梅雨期を健康で安全に過ごせるようにする。
  • 自分の思いを伝えたり、相手の意見を聞いたりしながらあそびや生活を進める。
  • 異年齢児と関わる中で、年上として手本となるように活動する。
  • 梅雨期の自然や天候の変化に興味をもつ。

前月の子どもの姿

  • 汗をかいたら自分で拭き、進んで水分補給をすることができる。
  • 子ども達だけでルールを確認しながら集団あそびが成り立つようになってきた。
  • 当番活動を意欲的に取り組んでいる。
  • 友達とのトラブルを自分たちで解決しようとする姿が見られるが、強い言い方になってしまう時がある。
  • 天候や自然の事象に興味を持つ。
  • 友達とリズムに合わせて歌ったり、体を動かすことを楽しんでいる。

内容

養護

  • 梅雨時期の保健衛生に気を付け、快適に過ごせるようにする。
  • 積極的に活動し認められることで、自信や満足感を抱けるようにする。

教育

  • 汗の始末や水分補給、休息の大切さがわかり、自分で気を付けようとする。
  • 歯科検診を通して、歯みがきの大切さを知る。
  • 共有の場所や物の使い方について考えながら過ごす。
  • 散歩に出掛け、地域の人と挨拶を交わす。
  • 友達と関わるなかで、相手の気持ちを考えて行動しようとする。
  • 異年齢児と親しみをもって関わる。
  • 保育者の手伝いや当番活動に取り組む。
  • 野菜の世話を通して生長に気付き、収穫に期待を抱く。
  • 時計を見て、時間の流れや読み方に興味を持つ。
  • 絵本や紙芝居をみて、物語のイメージを膨らませる。
  • さまざまな素材や道具を使って、目的をもって製作をして作り上げることを楽しむ。

環境構成と配慮

養護

  • 保育室内の湿度や温度の管理、換気に留意する。
  • 水回りの衛生管理に気を付ける。
  • 子ども達が主体となって、やりたいことに取り組めるように環境を整える。
  • 子ども達が自分たちで考えて行動することで、達成感や自信につながるようにさり気なく援助していく。できたことはみんなで喜びを共有する。

教育

  • 健康に過ごすための習慣をわかりやすく伝え、自分で気を付けながら生活できるようにする。
  • 子どもが水分補給や休息ができるよう、日陰の環境を用意する。
  • 歯みがきの大切さがわかるように、絵本や紙芝居を用意する。
  • 模型を使いながら歯みがきの仕方を知らせ、正しいみがき方ができるようにする。
  • トイレや手洗い場の使い方について話し合いながら確認し、共有の場であることを意識して清潔に使えるようにする。
  • 地域の人と挨拶を交わすなかで、さまざまな人と関わる喜びを感じられるようにする。
  • 自分の思いを伝えるだけでなく、友達の気持ちも考えていけるように、見守りながら必要に応じてはたらきかける。
  • 少人数で話したり、遊ぶ場面を設定する。
  • 言葉の使い方や相手への伝え方が気になる際は、その都度ていねいに伝えていく。
  • 異年齢児との関わりのなかで自分の役割に気付き、積極的に関わろうとする姿を褒めて自信につながるようにする。
  • 1日の始まりに今日の当番を紹介することで、責任を持つとともに意欲的に取り組めるようにする。
  • 毎日の野菜の世話を通して、生長をみんなで喜べるよう機会を設ける。
  • 保育者と育てている野菜の寸法を測るなかで、生長を感じるとともに数字に興味を持てるようにする。
  • 1日の活動の流れを黒板に掲示し、時間を意識しながら時計を見て過ごせるように環境を設定する。
  • 季節に合った絵本や、言葉の面白さを感じられる絵本を用意する。
  • イメージしたものをじっくり作り込めるように、十分な場所と時間を確保する。
  • 子どもの主体性を尊重するためできる限り見守り、必要に応じて声を掛けていく。

食育

  • 健康な食生活のために必要な習慣やマナーがわかり、守って食べようとする。
  • いろいろな料理に興味を持つ。
  • 早寝早起き、朝ごはんなど健康に過ごすための習慣がわかり、守って生活することの大切さを知る。
  • 料理の名前や食材を知る。
  • 健康的な生活が健康な体づくりにつながることをわかりやすく伝える。
  • 親しみやすいように、給食の献立や家庭での食事など、身近な料理や食材から知らせていく。

家庭との連携

  • 歯科衛生指導を行ったことや、歯科検診の結果を伝え、健康について考える機会になるようにする。
  • 泥んこあそびなど感触あそびをする機会が増えるため、必要なものの準備をお願いする。

職員との連携

  • 異年齢児と関わる機会をつくるため、他クラスの担任と相談して時間を調整する。
  • 散歩に出掛ける際は、保育者間で活動内容やコースを確認しておく。

評価・反省

  • 天候が悪く室内で遊ぶ日が多かったが、友達と話し合いながら、あそびを発展させて楽しく遊ぶ姿が見られた。
  • クラス内の少人数で話し合う場面があったが、決まった子が話していることがあった。自分の思いを伝えたり、意見を聞いたりしてみんなで話し合いができるように援助していきたい。
  • 1日の活動の流れを黒板に掲示したことで、製作活動やあそびの時間など気持ちを切り替えて取り組むことができた。少しずつ時計を見ながら見通しをもって生活できるように援助していきたい。
  • 年下の子と関わって遊んだ際は、戸惑いながらも優しく声をかける姿が見られた。

 


\ みんなに教えよう /

この記事のURL&タイトルをコピーする