3歳児2月の月案〜伝統行事に興味を持つ〜

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保育園で使える、3歳児の2月の月案(指導計画)の書き方や見本の記入例を紹介します。

ねらい、前月の子どもの様子や子どもの姿、環境と配慮・援助、食育、家庭との連携や職員との連携などについて、テンプレートとともに紹介しています。

保育の指導計画作成にお役立てください。

全体のねらい

  • 簡単な自分の身の回りのことがほとんど出来るようになる。
  • 寒さに負けず、外で体を十分に動かして元気に遊ぶ。
  • 日本の伝統的な行事に興味を持つ。
  • 冬の自然に興味を持って遊ぶ。

前月の子どもの様子

  • 保育者や友達といっしょにごっこ遊びをしながら、言葉のやりとりを楽しむ。
  • 風邪や感染症の影響で、体調を崩す子どもがいる。
  • 絵本や紙芝居の楽しい話を聞くことを楽しむ。
  • 保育者や友達と、正月遊びをすることを楽しむ。

環境と配慮・援助

養護(内容)

  • 鼻水がでている子どもには声をかけて知らせ、自分でティッシュでふくようにすすめる。
  • ひとりひとりの子どもの衣服の状態を確認し、調節が必要な時は声をかける。
  • 外で遊んだ後は、手洗い、うがいを必ずするように声をかける。
  • 不安を感じている子どもには、安心出来るようにそばについて、様子を見守る。
  • 何でも自分でやりたい気持ちを大切にし、出来た時は一緒に喜ぶことで自信に繋げていく。
  • 子どもが自分からすすんで身の回りのことを出来るだけ行えるようにするため、ゆとりを持った時間を確保し、様子を見守る。
  • 雪や氷などの冬の自然に興味を持てるように、保育者が声をかける。
  • 年上の友達に近づけない子どもには、保育者が仲立ちをし、いっしょに楽しく遊べるようにする。

環境構成

  • 空調の調節や、換気をこまめに行うようにする。
  • 常にティッシュを使えるように在庫確認をこまめに行う。
  • 消毒液を用意し、風邪の予防に心掛ける。
  • お面やベルトなどを作れるような材料を用意しておく。
  • 形や量、色を比べて遊べるようなものを用意しておく。
  • 遊びに必要になるものを保育者が考え、用意しておく。
  • 造形物をいつでも作れるような用具や素材を用意しておく。
  • うがいに使うコップなどを清潔に保ち、用意しておく。

教育

  • うがいや手洗いが感染症予防のために大切なことだと知り、自分からすすんで行う。
  • 衣服の調節を自分で行う。
  • 保育者や友達と簡単なルールのある遊びをすることを楽しむ。
  • 年上の子どもが遊んでいるものに興味を持つ。
  • 折り紙、あやとり、トランプなどの遊びをし、色や形に興味を持てるようになる。
  • 節分やひな祭りの制作物を作ったり、準備をすることを楽しむ。
  • みんなで共通のイメージを持てるように、繰り返しの言葉のかけ合いをしたり、絵本を読んだりして楽しめるようにする。
  • 節分やひな祭りなどの行事について話す時間を作り、興味や関心を持てるようにする。

食育

  • 豆まきの行事をとおして、日本の風習や食文化についての話をし、年の数だけ豆を食べる。
  • 食事の時に姿勢を正しくすることに気を配り、声をかける。
  • 食事のマナーを知らせる。

家庭との連携

  • 豆まきの開催のお知らせを園だよりや掲示板でする。
  • 寒い時期は厚着になりすぎないようにお願いする。
  • 子どもが自分で脱着をしやすい上着を用意してもらえるようにお願いする。
  • 遊具へのひっかかりの危険性があることを伝え、フード付きの上着ではないものの用意をお願いする。
  • 園から感染症についての情報をお知らせする。
  • 子どもの体調の変化に注意してもらい、症状がある時は早めの受診をお願いする。

職員との連携

  • 全職員が手洗いうがいを徹底する。
  • 友達同士のトラブルがおきた時は、仲立ちをし、保護者への対応に気を配るようにする。
  • 子どもひとりひとりの個別の対応を出来るよう、話し合いをしておく。

評価・反省

  • 寒い日も外に出て元気に遊ぶことが出来た。
  • 外が暖かい日は、自分で上着を脱いで衣服の調節が出来るようになり、成長を感じることが出来た。
  • 成長に伴い、友達同士のトラブルが多くなったが、自分の気持ちを相手に伝えたり、相手の気持ちを受け入れることが出来るようになってきた。

 


\ みんなに教えよう /

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