4歳児1月の月案〜正月の伝承遊びを楽しむ〜

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保育園で使える、4歳児の1月の月案(指導計画)の書き方や見本の記入例を紹介します。

ねらい、前月の子どもの様子や子どもの姿、環境と配慮・援助、食育、家庭との連携や職員との連携などについて、テンプレートとともに紹介しています。

保育の指導計画作成にお役立てください。

4歳児の他の月の月案はこちら

全体のねらい

  • 冬の生活習慣を身につけ、体調に気をつけながら、健康で元気に過ごせるようにする。
  • 雪や氷などの冬ならではの自然の変化に興味を持って遊ぶことを楽しむ。
  • 寒さに負けず、外に出て体を動かして元気に遊ぶ。
  • 友達と考えを出しあいながら遊ぶ。
  • こま回しやカルタ、福笑いなど、お正月の遊びに興味を持って遊ぶ。
  • 子どもが自信を持って楽しく生活できるようにする。

前月の子どもの様子

  • クリスマス会やお遊戯会に向けて、友達と保育者といっしょに協力し、楽しみながら準備に取り組む。
  • 手洗いうがいを自分から行う。
  • 寒さから、冷たい水での手洗いを嫌がる子どもがいる。
  • 友達と外で体を動かして遊ぶ。
  • 自分の思いを自分の言葉を使って、友達や保育者に伝えようとする。

環境と配慮・援助

養護(内容)

  • ひとりひとりの子どもの健康観察をして健康状態を把握し、病気を早期発見できるようにする。
  • 子どもの体調や表情の変化を見逃さないようによく見て、適切な処置をする。
  • 子どもの気持ちや葛藤に寄り添う。
  • 保育者と信頼関係を築けるように、子どもの思いを受け入れる。
  • 自分の気持ちを子どもが言葉で表せるように見守ったり、手助けをする。
  • 友達同士のトラブルがおきたときは、気持ちに寄り添いながら、保育者が仲立ちをして手助けをする。

環境構成

  • 感染症予防のため、室温計を子どものそばに設置し、まめに確認する。
  • 室温や湿度、換気に注意し、健康に過ごせるようにする。
  • マスク、消毒液、使い捨てのビニール手袋、新聞などを用意して、感染症に対応できるようにしておく。
  • わらべ歌遊び、おしくらまんじゅうなど、遊ぶことで体があたたまる遊びを用意しておく。
  • 子どもの目のつきやすい場所に、こま回し、カルタ、羽根つき、福笑いなどの正月遊びの道具を用意しておく。
  • 正月の雰囲気を楽しめるように、もちつき、鏡開きの用意する。
  • 正月の飾りや、しし舞などを用意し、室内の装飾を変えることで、正月の雰囲気や冬の伝統行事を感じることができるようにする。
  • 雪や氷で遊んで冬の自然を感じながら遊べるように、コップやバケツを用意しておく。

教育

  • 怪我に気をつけながら、友達と外で体を動かして遊ぶ。
  • 寒さに負けずに外で鬼ごっこやボール遊びをして遊ぶ。
  • 雪や氷を見て、冬の自然現象を感じることを楽しむ。
  • カルタやこま回しなどの正月の伝承遊びをして楽しむ。
  • 友達や保育者に年末年始の話をしたり、聞いたりして楽しかった経験を共有する。
  • 遊びのなかで、考えや思いを友達と出しあう。
  • 遊び方を自分で考えたり、遊びのルールを確認したりする。
  • 勝ち負けのある遊びをし、楽しさを分かるようにする。
  • 手洗い、うがいの大切さを分かるようになり、自分で行えるようにする。
  • 異年齢児と遊ぶ機会をつくって、一緒に遊ぶようにする。
  • 文字や数字に興味を持っている様子を見守り、関心を高める。
  • クラスの共通のルールについて話し合う機会をつくり、ルールを守る大切さを分かるようにする。
  • 相手の話を聞く大切さを教えて、自分も話す楽しさを味わえるようにする。
  • 子どもがなにか自分でできたときは褒めて、友達に知らせてみんなで喜ぶことで、自信ややる気に繋げていけるようにする。

食育

  • 楽しく食事をするなかで、食材や献立に興味を持つようにする。
  • 友達や異年齢児と楽しく食事をしながら、食事のマナーを身につける。
  • 食器や箸の持ち方などの食事のマナーがのっているポスターや絵本を見て学ぶ。
  • おもちを食べる機会をつくり、日本の伝統行事やおせち料理について話し、楽しみながら食べる。

家庭との連携

  • 衣服の調節や手洗いうがいの大切さを保護者に伝えて実行してもらえるようにお願いする。
  • 厚着をすると着ぶくれをして転倒しやすいことを知らせる。
  • 遊ぶときにマフラーや手袋を着用すると、ひっかかる危険性があることを知らせる。
  • 休み中の生活を保護者から聞き、園での様子を家庭に知らせて、生活リズムを整えられるようにする。
  • おもちつきの日程を知らせる。

職員との連携

  • インフルエンザや風邪を予防するために、対策方法を共有しておく。
  • 体調を崩したり、生活リズムを崩す子どもがいるので、ひとりひとりの健康観察を気をつけてする。
  • 暖房器具の安全確認を行い、室内の換気を行うタイミングについて話し合いをしておく。

評価・反省

  • 年末年始の休みで乱れた生活リズムを整えられるように、家庭と連携をとるようにした。
  • 正月遊びを楽しめるように、正月遊びのコーナーを設けることで日本の伝統や正月の伝承遊びに興味を持つことができた。
  • 健康に過ごせるように援助し、冬の生活習慣を身につけることができた。
  • 冬の自然遊びを楽しめるような環境づくりができた。

 


\ みんなに教えよう /

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