1歳児向けの製作遊びを紹介します。
1歳児ではまずは保育園に慣れ、安定した情緒の中で安心して過ごせるよう、配慮しましょう。
また、描く場合、描き方など干渉せず、自由に表現することを楽しめるようにしましょう。
※現在、1歳児向けの製作遊びが70点あります。
1歳児の製作のねらい
- いろいろな素材に触れながら、自分で描画したり表現することを楽しむ。
- 「触れる」「聞く」「見る」など、感覚器官を発達させながら楽しむ。
- 繰り返し同じ動作を行うことによって、開放感を味わう。
- 指先を使って表現することを楽しむ。
- 行事ものの製作遊びを行う場合は、その行事に興味をもつ。
1歳児の製作あそびの内容(健康・人間関係・環境・言語・表現)
- 自分でクレヨンを持ち、紙になぐりがきを楽しむ。
- 気に入った表現遊びを見つけて集中して遊ぶ。
- 季節に合った制作物を色々な素材を使いながら楽しむ。
- 完成したものに達成感を覚え、大切にする。
- 指先を使ったシール貼りを楽しむ。
子どもの姿
- クレヨンを持ち紙になぐり描きを楽しむ。
- 細かいものを2本指でつまんだり、ビーズ通しができるようになる。
- クレヨンで書いたところが形になる面白さに気づく。
- 指先でシールを台紙からとり、シール貼りを楽しむ。
- 形や色の分類に興味を持つ。
- 手先が器用になり折り紙を折ったり、はさみを使うことができるようになる。
- 形や色の分類に興味を持つ。
- クレヨンを画用紙にこすると色が出ることに気づき喜ぶ。
援助・配慮
- 製作に興味を示さない子どもには「楽しいよ、やってみようか」など声掛けをおこない個別に対応する。
- 保育者が「きれいに塗れたね」「上手にできたね」など声をかけながら表現する楽しさに共感する。
- クレヨンやシールなどを間違って飲み込まないように気を付ける。
- 音の出るおもちゃや遊べるおもちゃを作ったときは、完成後それを使って楽しむ時間も確保しておく。
- 絵を描くことには個人差があるため、それぞれの年齢や家庭環境などにあわせた援助を行う。
- イメージをふくらませられない子どもには、保育者が素材を探したり、一緒に図鑑や絵本をみたりして、進める。
- 工夫して取り組んでいる子どもの作品を紹介したりして、お互いに学び合う機会をつくる。
- のりや絵をかくときの道具の使い方は個々に合わせて知らせる。
- 製作をおこなうときは誤飲に気を付ける。
- 遊べるおもちゃを作ったときは、完成後それを使って楽しむ時間も確保しておく。
1歳児向けの製作遊び一覧です
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